建通新聞社四国
2013/02/19
【香川】県の13年度河川総合開発 ダム5事業に27億9200万計上
香川県河川砂防課は、椛川ダム建設事業(高松市)など2013年度の河川総合開発の5事業に27億9200万円を計上。うち付け替え道の整備推進を図る椛川ダムには昨年度の20億円を4億円上回る24億円を盛り込んだ。
計上額は、ダム本体工が3月末に完成し、13年度に事業完了する内海ダム再開発(小豆島町)に周辺整備と諸調査などに1億円。
大幅に増額となった椛川ダム建設(高松市塩江町)には、県道の付け替えとともに、12年度から着工した市道付け替えも推進させるために27億円を計上。同事業に伴う用地買収率は99%とほぼ完了していることから事業費の大半は付け替え道の整備費に充てられる。
五名ダム再開発(東かがわ市入野山)と綾川ダム群連携(長柄ダム〜田万ダム)(綾川町)には、それぞれ2100万円が計上され、諸調査などを進める。
一方、老朽化ダムの設備更新を行う堰堤改良事業として、12年度から14年度までの3カ年で進めている大内ダム(東かがわ市水主)の管理設備改良などに2億5000万円。設計が建設技術研究所で1月末に完了したことから、今後発注に向けて作業に入る。内容はダム管理用制御処理設備、テレメータ放流警報設備、多重無線設備の更新。
この他、洪水吐きゲート設備修繕として開閉装置の予備動力装置新設とこれに伴う既設開閉装置の改造や開度計の二重化、機側操作盤の取り替えまたは改造、開閉装置の全面塗装、扉体と戸当たりの全面塗装、操作橋とらせん階段の全面塗装なども計画されており、建設技術研究所で設計が進められている。