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建通新聞社(中部)
2013/02/18

【三重】津市 ポルタひさい取得 改修設計費を13年度

 津市は、「久居駅周辺地区のまちづくりビジョン」で、経営再建を目指している商業施設「ポルタひさい」の土地建物を市が取得し、久居総合支所、久居保健センター、津南工事事務所の庁舎として利用する方針を示した。また、久居総合支所庁舎跡地に音楽ホールや住民活動の拠点となる市民ホール「久居ホール」(仮称)を整備する。2013年度当初予算案にポルタひさいの改修設計費、久居ホール整備の基本計画策定費などを計上する予定。
 7日の市議会全員協議会で再生計画を示した。計画では、ポルタひさいを取得、改修して久居総合支所と久居保健センター、津南工事事務所を移転する。久居東鷹跡町エリアに文化・交流活動の拠点となるホールや住民活動支援機能を備えた市民ホールを整備する。久居駅東エリアでは駅前公園広場などの都市交通施設整備を行う。
 事業費は、ポルタひさいの取得、改修に14億0100万円、市民ホール建設などに21億5400万円、都市交通施設整備に4億1100万円を予定する。
 近鉄久居駅のポルタひさいは、久居都市開発の赤字運営が続いており経営再建が求められていた。12年11月に再生計画案を2案提示し、その後、自治会や商店など関係団体との意見交換を進めてきた。
 今後のスケジュールは、13年度当初予算案にポルタひさい取得、改修設計費、久居ホール整備計画策定費、久居駅東口公園広場整備基本計画策定費などを計上する。12年7月ごろにポルタひさい改修設計に着手し、14年度内のポルタひさい供用開始を目指す。15年度以降に久居ホール、東口公園広場などを整備する。

提供:建通新聞社