建通新聞社四国
2013/02/15
【香川】県当初案 県単独事業費17億6900万円増
香川県は、2013年度一般会計当初予算案を発表した。予算規模は4274億4600万円。うち投資的経費は552億9700万円と前年度当初より約28億1600万円減額となり、国庫補助事業が36億9500万円減ったものの、反面、県単独事業費は約17億6900万円増額となった。
一般会計予算は、前年度当初より69億3000万円減少、対前年度比1.6%減となったが、前年度の土地開発公社解散に係る代位弁済額を除けば、ほぼ同規模となっている。
投資的経費は、前年度当初の581億13417000円から4.8%減少した552億96802000円となった。
投資的経費など主な建設関連事業予算は次の通り。
【交通ネットワーク整備】
高松港国際物流ターミナル整備に13億3400万円。綾川町の琴電の新駅建設の負担金に4200万円。高松西インターから空港までの連絡道路整備に5億1300万円。高松市が整備中の高松駅南交通広場整備の一部負担金に4億2900万円。バイパス整備や拡幅、交差点改良など道路整備事業に129億4800万円。都市計画道路を整備する街路事業に13億3500万円。
【地域基盤の整備・充実】
民間住宅の耐震診断補助や耐震改修補助などに7600万円。県有施設の耐震化推進(診断、設計、改修)に3億1300万円。県庁舎東館の改築検討に500万円。県立体育館の屋根改修の実施設計に1000万円。県立高校の耐震化前倒し3棟に1億8000万円。市町などの小中学校耐震化の補助に3300万円。私立学校の耐震化に対する助成に6600万円。緊急輸送道路沿道の耐震診断・改修を補助する市町への補助に3600万円。
ため池の診断に6100万円。老朽ため池の整備に4200万円。ため池ハザードマップ作成支援に600万円。小規模ため池防災対策特別事業に1億0300万円。
津波・高潮等対策の海岸堤防など詳細点検に4500万円、護岸や防潮壁などの津波など対策に1億6000万円。河川堤防や水門などの液状化防止・耐震化対策などに1億8900万円。高潮等対策整備として県管理施設の整備や市町への補助に18億3500万円。老朽化した防災行政無線の更新に8億6100万円。
【安全対策の推進】
防犯カメラ付き緊急警報装置の設置などに1800万円。交通安全施設の整備に7億6600万円。交通事故自動記録装置整備などに2800万円。新丸亀警察署建設に4億6600万円。
【教育力の向上】
教育センター整備の実施設計に1400万円。小豆地域の県立高校再編整備の調査に2100万円。高校施設を改築する老朽校舎等改築事業に32億2800万円。校舎などの施設整備に3億4100万円。特別支援学校の学習環境整備に6200万円。高松養護学校の校舎改築などに1億9500万円。五色台少年自然センター改築の実施設計に1600万円。
【水資源の確保】
内海ダム、椛川ダム、五名ダム、綾川ダム群連携の河川総合開発事業に27億9200万円。国営農業用水再編対策事業(土器川沿岸地区)の負担金に4億2600万円。国営造成土地改良施設整備事業の負担金に3200万円。県内の水道広域化の調査・検討に8100万円。
【子育て環境の充実】
認定こども園への移行を予定している幼稚園施設の耐震化の一部補助に2億5500万円。社会福祉法人が行う児童養護施設などの整備の一部補助に4800万円。斯道学園の建て替えに伴う実施設計に3500万円。
【医療の充実】
14年度春の開院に向けて病院や研修医宿舎、附属保育所建設など新中央病院整備事業に93億0400万円。
【低炭素・循環型社会の構築】
県有施設の太陽光発電設備整備に9700万円。県有施設屋根貸し太陽光発電導入に100万円。住宅用太陽光発電の導入促進に2億6700万円。豊島廃棄物等処理関連事業に50億6800万円。
【文化芸術・スポーツの振興】
県立丸亀競技場の大型映像装置更新に3億円。
【観光立県の実現】
瀬戸大橋記念館の老朽化したブリッジシアターの機器更新などに1億6100万円。栗林公園内の商工奨励館整備の耐震補強やリニューアルに2700万円。
【その他】
昭和町幹部職員公舎の改修に1800万円。観音寺市の市立体育館建設の交付金に1億円。