建通新聞社(神奈川)
2013/02/14
【神奈川】横浜市 新港9号岸壁の老朽化対策で耐震化
横浜市港湾局は、老朽化した新港9号岸壁を耐震岸壁として改修するため、2013年度予算案に事業費1500万円を計上、調査や基本設計などに着手する。
港湾計画の改訂後、14年度以降実施設計を行い、2〜3カ年で工事を実施する。
新港9号岸壁はカップヌードルパークから延びる延長約220b、水深約7・5bの岸壁。現状は老朽化が著しく、上屋を含め、使用を停止している。
ここを、大さん橋を補完する客船用岸壁として再生するとともに、災害時に利用するため耐震化改修する。客船の大型化に対応し、護岸の延伸や水深を増すことも検討する。
整備を国庫補助事業として実施する。完成すれば、横浜港では山下ふ頭とみなとみらい中央地区(2カ所)、金沢木材ふ頭に続く5カ所目の緊急物資輸送耐震岸壁となる。