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建通新聞社（中部）
2013/02/13
【岐阜】県 総合庁舎耐震補強事業可茂総合庁舎をサニーで
岐阜県は、県有建築物耐震化事業年次計画に基づき、地震災害発生時において防災拠点として重要な機能を果たす必要がある総合庁舎の耐震化を進めており、「可茂総合庁舎本館棟」など４施設の耐震補強工事実施設計をサニー建築設計（岐阜市）らにそれぞれ委託した。今回、耐震補強工事実施設計を委託したのは、可茂総合庁舎本館棟をサニー建築事務所、恵那総合庁舎本館棟をデザインボックス（岐阜市）、東濃西部総合庁舎本館棟を大幸建築設計事務所（岐阜市）、下呂総合庁舎本館棟を新井設計事務所（高山市）。設計工期は３～４カ月程度を見込んでおり、２０１３年度の工事発注を目指すものとみられる。
「可茂総合庁舎本館棟」の規模は、鉄筋コンクリート（ＲＣ）造５階建て延べ６８９９平方㍍で、１９７９年の建設。今回の設計に家畜保健棟は含まれない。所在地は美濃加茂市古井町下古井２６１０ノ１。「恵那総合庁舎本館棟」の規模はＲＣ造５階建て延べ５９７５平方㍍で、73年の建設。今回の設計には家畜保健棟は含まれない。所在地は恵那市長島町正家後田１０６７ノ71。「東濃西部総合庁舎本館棟」の規模は、ＲＣ造５階建て延べ４８３０平方㍍で、80年の建設。今回の設計には東濃子供相談所棟は含まない。所在地は多治見市上野町５ノ68ノ１。「下呂総合庁舎本館棟」の規模は、ＲＣ造５階建て延べ４２１４平方㍍で、74年の建設。所在地は下呂市萩原町羽根２６０５ノ１。今回の設計業務は建物の耐震補強工事に係る実施設計で、外壁や内装などの改修は含まれない。耐震補強の工法については、設計の中で詰めていく。
また、これら以外に西濃総合庁舎本館棟（ＲＣ造５階建て延べ６９５３平方㍍）を木村建築設計事務所（大垣市）、中濃総合庁舎本館棟（ＲＣ造５階建て延べ５１１７平方㍍）を荒井建築設計事務所（郡上市）、同庁舎機械試験室（鉄骨造平屋５４２平方㍍）を馬場建築事務所（美濃加茂市）に委託して耐震補強工事実施設計を実施しており、１～２月に完了する予定だ。
現在、県では13年度予算編成に向けて知事協議に入っているが、県庁・総合庁舎関係では岐阜県庁議会西棟と厚生棟、郡上総合庁舎本館棟の耐震補強実施設計の予算を要求している。
提供:建通新聞社
