中日本高速道路は、東海北陸自動車道の白鳥インターチェンジ(IC、岐阜県郡上市)〜飛騨清見IC(同高山市)の4車線化に伴う橋梁建設で、新たに27橋を整備する。2013年度からの本格着工に向け、12年度中に一部の下部工事の一般競争入札を公告する。
4車線化する区間の延長は約41`。このうち工事対象の延長は約33・3`になる。橋梁を整備するのは6・5`。トンネルは11本で延長9・4`を整備し、残りは切り土と盛り土で整備する。
新規整備する橋梁(カッコ内は橋長)は、白鳥IC側から中西高架橋(約750b)▽曽部知橋(約130b)▽田代洞橋(約150b)▽芦谷橋(約50b)▽切立橋(約310b)▽恵里美橋(約180b)▽中沢橋(約20b)▽八百僧橋(約250b)▽一声橋(約90b)▽二声橋(約120b)▽鷲見橋(約460b)▽ソヨギ橋(約200b)▽一谷橋(約190b)▽西洞橋(約170b)▽本谷橋(約190b)▽野々俣橋(約350b)▽梨子谷橋(約180b)▽惣則橋(約270b)▽黒谷橋(約270b)▽三尾河橋(約350b)▽日計平橋(約190b)▽六厩高架橋(約320b)▽上小鳥橋(約60b)▽池之島橋(約300b)▽栃洞谷橋(約200b)▽越ケ谷橋(約270b)▽瀬馬淵橋(約200b)−。
設計は、プレストレスコンクリートやメタルなど同じ橋梁形式でまとめ、17件に分けて委託した。残る池之島橋と栃洞谷橋の設計の委託はまだだが、12年度中に契約する。
現在2車線で供用している鷲見橋の橋脚の高さは118b。主塔を持たない鉄筋コンクリートの橋脚では日本一の高さを誇る。新橋の橋脚高はこれを上回る125bになる予定だ。
4車線化するための総工費は約850億円を見込む。18年度内の供用開始を目指す。
提供:建通新聞社