関市は、2013年度から1000万円以上の工事を対象に「事後審査型一般競争入札」を導入するため、実施要綱を定めた。
市は公平性、透明性、競争性の向上を図るとともに、市内事業者の育成や受注機会の確保などにも配慮した入札を実現するため、事後審査型一般競争入札を試行的に導入することとした。参加資格などの条件設定は、参加可能業者数が原則10者以上を確保することを原則に、格付点数や地域要件および対象工事に対する施工実績、配置技術者の資格・工事経験などの入札参加資格要件を設定する。実施する工種は、土木一式、建築一式、電気、管、舗装、水道施設工事。基準額は設計金額1000万円以上の工事で選定する。
また、格付け等級も見直し13年度からの格付けに反映する。主なものでは、土木一式工事のA等級は現行では格付け点数900点以上、設計額2000万円以上としていたものを格付け点数800点以上、設計額3000万円以上とするほか、建築一式工事のA等級は現行では格付け点数900点以上、設計額2500万円以上としていたものを格付け点数800点以上、設計額3500万円以上とする―など。
提供:建通新聞社