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日本工業経済新聞社(茨城)
2013/02/07

【茨城】県道路建設課 日立いわき線 約480m区間を優先整備

 県土木部道路建設課は、主要地方道日立いわき線の延長2・6q(日立市砂沢町〜十王町友部)のうち、2qを優先区間に整備を進めている。現在、日立市道屋敷前風早線から日立市十王町友部地内まで約480m区間で一部改良に着手。来年度も引き続き同区間を優先整備する方針だ。その後、南端280m区間の交差点改良、北端の600m区間整備と進め、2017年度の全線供用を目指す。600m区間では(仮)高橋を建設する予定で、いであ鰍ェ詳細設計(東京都世田谷区)をまとめた。

 日立いわき線の整備は、十王駅付近における交通混雑を緩和して円滑な交通の確保を図るとともに、沿線の大規模住宅団地であるコモンシティー十王・城の丘団地から発生する交通の分散化を図るもの。
 計画延長が2600m、計画幅員が15m/6・5mで2車線。用地買収が8万850u、家屋補償が10戸17棟。工事は改良、舗装、橋梁1橋の各工事を予定。
 全長のうち、優先整備区間の2000mを南から北へ整備する計画で、南端の280m区間を除いた1240m区間を昨年2月に供用。一昨年3月に供用した日立市道屋敷前風早線から現道に接続する部分までを整備した。現在、その先線である480m区間で用地買収を終え、一部着工している。
 来年度も、引き続き480m区間で改良を進めてJR十王駅前を迂回する道路を確保する。そして、その改良にめどがつき次第、南端280m区間の交差点改良に着手したい考えだ。
 さらに北端の600m区間については、その後で着工を見込む。すでに用地には着手している。なお、同区間内の日立市十王町友部地内では(仮)高橋を建設する予定で、2011年度に線形見直しを含む橋梁詳細修正設計を、いであ鰍ナまとめた。
 (仮)高橋は、橋長約22m、幅員15m/6・5mで計画。上部工形式はPC橋。下部工形式は橋台2基のみ。
 県では、17年度に全線を供用させたい考え。また残る用地については15年度をめどに完了を見込む。