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建通新聞社(中部)
2013/02/04

【愛知】あま市 統合庁舎建設へ計画進む

 2010年の3町合併により現在3つの庁舎を保有するあま市は、市民の利便性などを考慮して庁舎の整備事業を計画。12年12月までに6回開催した「あま市本庁舎検討委員会」で、新たに統合庁舎を建設する方針を固めた。今後は19年度の事業完了を目指して建設計画を進めていく。
 同市は10年3月の美和・七宝・甚目寺の3町合併後に制定した新市基本計画により、庁舎統一案を合併当初より掲げていた。現在同市では3つの庁舎が行政分野ごとに分かれており、市民の利便性の向上が見直されている。
 11年2月に20歳以上の在住者4000人を無作為に抽出し第1回アンケートを実施した。1639票を回収した中で、56%が現在の分庁舎方式に満足しており、35%が不便に感じていると回答した。
 こうした市民の意見や委員会での案をもとに現時点での利便性を含めて、庁舎統一によるメリットやデメリット、建設時期などを予算状況や現在の各庁舎の耐性年数なども含めて今後建設計画を本格的に策定していく。
 現在新庁舎の建設候補地には3庁舎の中間地点の篠田地内を見込んでおり、今後は来庁者の効率性を一番に考え以後調査を進める。
 なお、既設庁舎規模は本庁舎が鉄筋コンクリート造3階建て延べ4453平方b(木田戌亥18ノ1)、七宝庁舎が鉄筋コンクリート造3階建て延べ3939・85平方b(七宝町桂城之堀1)、甚目寺庁舎が鉄筋コンクリート造3階建て延べ4823平方b(甚目寺二伴田76)。

提供:建通新聞社