三重県伊賀建設事務所は、県道川東佐那具線で柘植川に架かる「西之澤大橋」橋梁耐震対策修正設計を進めている。2012年度に耐震性能照査、耐震補強設計を進め、13年度以降の工事に備える。設計はカギテック(松阪市)が担当している。設計工期は3月ごろを予定。
対象の橋梁は、橋長126b、幅員9・75b(車道7・25b)、4径間。形式は活荷重合成単純鈑桁橋。橋脚は3基で、張出し式鉄筋コンクリートで直接基礎。1990年建設。所在地は伊賀市西之澤の名阪国道の壬生野インターチェンジ北側。
今の修正設計では、改訂道路橋示方書の基準に基づく補強設計の見直しを行うために、あらためて耐震性能の静的・動的照査を行う。設計対象は橋脚3基で、性能照査を行った上で、鉄筋巻き立て工法を新基準に沿って検討し、流下能力への支障も考慮して計画断面の基準に合わせた鉄筋量を調整する予定。
提供:建通新聞社