愛知県農林水産部は、老朽化した農道のアスファルト舗装の大規模修繕と、砂利道のアスファルト舗装化する経営体育成基盤整備事業で、2013年度は2地区で延長約3200bの修繕に向けた設計を委託し、5地区で延長約1万7500bを施工する。12年度の2月補正予算にも工事費を盛り込み、13年度当初予算と合わせた15カ月予算を編成して対応する方針だ。
対象は、常滑・知多(常滑市)▽東浦第二(東浦町)▽知多(知多市)▽野依(豊橋市)▽南知多東部二期(南知多町)▽豊橋第2(豊橋市)−の6地区。
知多は、延長約1400bを修繕する。幅員は8b。13年度に設計を委託し、一部工事を発注する。事業期間は15年度まで。総事業費として1億0200万円を見込む。
野依は、延長約1800bを修繕する。幅員は7b。13年度に設計を委託する。工事は14年度以降に発注する予定。事業期間は16年度まで。総事業費として1億0200万円を見込む。
常滑・知多は、地域の基幹的農道のアスファルト舗装を大規模修繕する。総延長約1万bのうち、9100bが対象。幅員は7b。工事は12年度から着手し、約2000bを修繕する。
13年度は約3000bを修繕する予定。事業期間は15年度まで。総事業費として6億7000万円を見込む。
設計は葵エンジニアリング(名古屋市中村区)が担当。
東浦第二は、総延長5500bの農道を修繕する。幅員は8b。工事は12年度から着手し、約1000bを修繕する。
13年度は約1600bを修繕する予定。事業期間は15年度まで。総事業費として約4億円を見込む。
設計はアイエスシイ(名古屋市昭和区)が担当。
南知多東部二期と豊橋第2は、砂利道をアスファルト舗装化する。
南知多東部二期は10年度からの継続事業で、ほ場へ行くための農道約2万bを整備する。幅員は3b。12年度までに約1万4400bを整備する。
13年度は約4500bを舗装する。最終年度は15年度。総事業費は3億6000万円。
豊橋第2は、11年度からの継続事業。整備延長2万8400bのうち、12年度までに6400bを整備する。
13年度は約8000bを舗装する。幅員は5b。
最終年度は16年度。総事業費は9億1000万円を見込む。
経営体育成基盤整備事業は、将来の農業生産を担う農業経営体を育成するために、ほ場の区画整理や農道などの生産基盤を整備するもの。
提供:建通新聞社