養老町は、町内に分散し老朽化が進む保健センターや老人福祉センター、温泉施設を融合した複合施設を養老改元1300年となる2017年度を目標に整備していきたい考えだ。
町の中央部に位置する田園エリアには水田などの農地を中心に温泉施設や老人福祉センターなどがある。今後の高齢化社会を見据えた対策を実施していくため、町としては比較的広い敷地を確保しやすいこのエリアを活用する。現在の計画としては、町に分散している保健センターと老人福祉センターの機能集約、温泉施設を生かした健康増進や高齢者福祉、子育て支援などの福祉施策を総合的に担う拠点として整備していく。
ただし、温泉施設を民間が経営しているため、経営権や施設の買収、第三セクター化など、さまざまなパターンを想定して、町内の合意形成を図りつつ、検討・調整を進めていく。
今後のスケジュールとしては、13年度に事業手法の検討などを行い、14年度には民間事業者らと合意形成すると同時に施設の改修などの検討、15年度から施設整備を進める計画でいる。
提供:建通新聞社