建通新聞社(神奈川)
2013/01/25
【神奈川】相模原市 相原宮下線道路修正設計2を委託
相模原市は、都市計画道路相原宮下線道路改良事業で、横断歩道橋の追加整備を計画。同部分の設計を開発虎ノ門コンサルタント(東京都豊島区)に3月21日納期で委託した。工事は2013年度9月議会案件で予定している道路築造工事に一括して発注する方針だが、分離する可能性もある。
横断歩道橋は、相原宮下線の両側歩道がJR横浜線で分断される東西・2カ所に設置して、生活道路の動線を確保する。バリアフリーを考慮し、歩道と平面接続とする。
2橋とも、橋長約16b、幅員2〜3bのプレテンションコンクリート構造・単純床版橋を想定しており、詳細は設計作業の中で確定する。橋台の基礎部は、JR線をアンダーパスする道路の擁壁部分を利用する計画。
施工場所は緑区元橋本町地内ほか。
相原宮下線は、JR横浜線を東西にアンダーパスするかたちで総延長約330b築造する。道路の総幅員は約27b。幅員構成は車道2車線7b、斜路3b×2、擁壁を隔て地上部側道4・5b×2、歩道2・2〜3b×2。最大深さは約7・7b。
JR線軌道直下の延長約48b区間は、JR東日本に委託し施工中で、12月末ごろに完成する。一方、東西のアプローチ部分を市施工で行うが、現場への資材搬入方法などを考慮し、分割または一括施工とするか検討中だ。
さらに、鉄道で分断される歩行者動線を確保するため、15人用エレベーター2基を設置する。14年度に別途発注し、工種は建築などを想定している。
供用は14年度中を予定。
全体の修正設計を日本総合技術開発(横浜市西区)、土質調査を日本基礎技術(大阪市北区)、エレベーターなどの設計を日本工営(東京都千代田区)が担当した。