日本工業経済新聞社(群馬)
2013/01/23
【群馬】グラウンドゴルフ場整備へ−西小保方沼埋め立て
伊勢崎市は、西小保方町地内にある西小保方沼を埋め立ててグラウンドゴルフ場を整備する。本年度から沼の水抜き作業を開始している。水抜きはほぼ終了しているが、沼の北半面は湧水により水が抜けきらない状況で、南半面はすでに干上がり沼底が見えている。本年度より埋め立てに向けて残土搬入を開始する意向だが、他事業における残土利用との兼ね合いから早期に埋め立てが可能かは流動的な状況。市は埋め立てに見通しが付いた段階で、測量や設計に着手していく考え。同沼は西小保方沼公園とも隣接しているため、公園との一体的な整備を行い両施設での利便性向上を目指していく。
西小保方沼は、伊勢崎市西小保方町地内を通る北関東自動車道の南側、西小保方沼公園の東側に位置しており、1万6000uのため池として整備された。
現在は水抜きにより沼底があらわになっているが、沼の北側は湧水により水が抜け切らない状況。本年度から他事業で発生した残土を搬入し埋設工事を進めたい考えで、来年度中に埋め立て完了を目指しているが、残土を利用する他事業との兼ね合いもあるため、埋設作業の完了時期については未定。
埋め立て後は地元の区長会やグラウンドゴルフクラブなどからの要望を受け、芝を養生して24ホールのグラウンドゴルフ場を整備する計画。また、屋根付きの休憩施設(四阿)や遊具、トイレ、水飲み場、駐車場の整備を検討している。
西小保方沼公園との一体的な整備に向けては、公園内にある諸施設の配置替えや周辺道路の整備で対応していくようす。また、同園には明確な駐車場がないため、駐車スペースの整備も実施する予定。
同公園は、地域スポーツの場としてゲートボールやグラウンドゴルフで活用されている9200uの公園。園内には多目的広場をはじめ、滑り台やブランコ、簡易トイレや東屋も設置されている。公園から沼には、公園南側から沼に沿って整備されている砂利道でアクセスできる。