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建通新聞社(神奈川)
2013/01/23

【神奈川】高座清掃施設組合、焼却炉など処理施設建替

高座清掃施設組合(海老名市本郷1ノ1)は、焼却炉や粗大・不燃ごみなど処理施設の建て替えを計画。設計・施工者を選定するための入札参加要領の公告を、順調なら2013年度の下半期に行う考え。
 建て替えは、稼働中のし尿処理施設を撤去した跡地(約1・5f)へ、各施設を一括で発注して進める予定。組合では学識経験者や地元住民などで組織した委員会の意見も交え、直営で新施設の基本計画のとりまとめ作業を進めている。既設に比べてどの程度まで処理能力を下げ、さらに総合評価方式入札を採用するかなどを13年度の上半期内をめどに固める。設計・施工者を15〜16年度に決定し、18年度までに建て替えを完了させる方針。
 一方、し尿処理施設(汚泥再生処理センター)の建て替えについては設計・施工者を三井造船環境エンジニアリング(千葉市)に決め、12年12月までに設計を完了。現在進めている仮設工事の終了後、3月から本体工事に着手する。
 同センターの新施設の規模は、鉄骨造地下1階地上2階建て延べ1180平方b、高さは14・5b。し尿と浄化槽汚泥の1日当たりの処理量は48`gで、固液分離下水道放流方式を採用。既存のし尿処理施設敷地の南西側に設置する。工期は14年3月末。同年4月に供用開始するとともに、既設の解体工に着手し、15年3月末までに撤去工を完了させる。基本計画および基本設計は日本環境衛生センター(川崎市川崎区)が担当。
 組合では、全体用地(5・7f)のうち、残る敷地内で主に緑地スペースを確保してアメニティゾーン整備を計画している。既存の温水プールの再整備ほか、温室ハウスや芝生広場を配置するものだが、具体化するのは18年度以降となる見通し。