三重県熊野建設事務所は、「志原川水系上大長田谷砂防激甚災害対策〈砂防堰堤予備・詳細設計〉」を信榮企画(津市)で進めている。整備中の1号堰堤に続いて高さ約14b、延長約80bの2号堰堤を建設するため、2013年度に工事発注する見通し。
熊野市金山町上地の金山神社付近で上大長田谷の2号砂防堰堤、渓流保全工などを整備する。砂防堰堤は不透過型で高さ約14b、延長約80b、渓流保全工は延長約30bのコンクリート3面張りを予定している。また、堰堤整備に伴い既設の農道約30bを付け替える。農道付け替えでは箱型管渠を設置する。
砂防堰堤などの設計を3月末までに完了し、用地や予算などの準備が整えば13年度に工事発注する。渓流保全工については14年度に整備する見通し。用地測量は松阪コンサルタント(松阪市)、路線測量はカギテック(松阪市)が担当。
上大長田谷では12年度に1号堰堤などの整備を進めている。11年9月の台風12号で被災した渓流を対象に土石流の発生を防ぐための整備を行う。
提供:建通新聞社