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建通新聞社四国
2013/01/15

【徳島】ポカリスタジアム屋根新設 梓で設計開始

徳島県は、鳴門総合運動公園陸上競技場(ポカリスエットスタジアム)で「メーンスタンド屋根」の新設を計画しており、12日付で設計を開始する。委託先は梓設計大阪支社(大阪市北区)。2013年度内の完了を目指していく。
 13年度以降に整備を計画するメーンスタンドの耐震改修に合わせ、大屋根の新設を図るもの。必要工種は建築・電気設備・管設備。工事費は約7〜8億円。屋根面積などは今後確定(計画では2800平方b程度)させるが、メーンスタンドの外側に柱を立て、片持ち式で屋根全体を支持するなど単独で自立した大屋根を整備する予定。
 順調なら2013年度中には設計を完了させ、メーンスタンド耐震改修(増築部分について宮建築設計で設計中)と合わせ、早期整備に備える計画。
 ちなみにメーンスタンドの耐震補強では、エキスパンション・ジョイント(EXP・J)により構造上3棟に分かれているメーンスタンド全棟の耐震改修のほか、内部改修で1階(更衣室やウォーミングアップエリア、ドーピングコントロール室、運営本部室、医務室、審判更衣室など)、3階(トイレなど)、4階(場内放送室や大型映像操作室、実況放送室など)を内部改修する。さらに増築工事で4階(実況放送室、記録室、マッチコミッショナー室など)に延べ200平方b程度、1階(更衣室の増築など)に延べ150平方b程度の増床を図ることにしている。既設規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ5052平方b。
 場所は鳴門市撫養町。