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建通新聞社(中部)
2013/01/15

【愛知】県農林水産部 防災ダム事業は新規8地区9池申請

 愛知県農林水産部は新しい防災ダム事業として、小牧市の蓮池など8地区9池のため池耐震化に着手したい考えだ。国庫補助事業として整備するため、現在国へ申請している。採択されれば2013年度に設計を委託する。
 対象は(カッコ内は所在地・容量)、蓮池(2万3000d)▽太良上池(小牧市・14万7000d)、太良下池(同・10万1000d)▽大蔵池(豊明市・6万1000d)▽明治池(東浦町・1万8000d)▽谷村池(西尾市・5000d)▽万精池(豊田市・4万6000d)▽植田大池(豊橋市・10万d)▽破岩池(田原市・7000d)−の9池。
 主に押さえ盛り土工法を採用して耐震化する。
 12年度は、畑ケ平池(犬山市)、平山池(豊橋市)、宝地池(豊川市)の3池を耐震化するため、設計に着手した。13年度から2〜5年の工期で工事を進める計画だ。
 県内のため池は全部で約2700カ所ある。東日本大震災では、ため池が決壊したことによる被害が報告されている。
 県はこれまで、貯水量が10万立方b以上のため池や下流に人家が10戸以上あるため池など、緊急性が高いものを中心に、約100池を点検した。
 今後も積極的にため池の耐震化を進めていく方針だ。

提供:建通新聞社