建通新聞社
2013/01/11
【大阪】大阪府住宅まちづくり部 りんくうタウン・クールジャパンフロント 3月に開発運営事業者の公募へ
大阪府住宅まちづくり部は、「りんくうタウン活性化事業・クールジャパンフロント」で、開発運営事業者を3月にも公募する予定だ。10月ごろに事業者を決定。決定した事業者は、2014年度に施設などを建設し、15年3月のまち開きを目指す。府が行うインフラ整備は、11月ごろに設計を開始。14年度早々に着工する計画だ。
りんくうタウン(泉佐野市)は、大阪府などが関西国際空港の開業に合わせて開発した副都心計画で総面積は318・4f。駅北商業施設ゾーンや公園緑地予定地などに最大12f以上の未利用地が数カ所残り、りんくうタウンのポテンシャルが十分に生かされていないイメージを与える。
クールジャパンフロントは、民間の魅力的な施設(屋外大型模型などの工作物や展示販売施設)を誘致し、人気キャラクターの魅力などで集客を図る事業。誘致場所は、りんくうタウン駅北側の公園・緑地整備予定地。
立地促進補助金を創設し、まちづくりの初期段階(3年間限定)に限り、集客の柱となるまちのシンボル(大型模型)の製作・設置に必要な費用を補助する(限度額は1体当たり3億円、2体を想定)。大型模型は、神戸市長田区の鉄人28号、東京お台場のガンダムなどをイメージしている。
公募するのは、クールジャパンフロントの事業主体となり、施設を運営する開発運営事業者。ここが、展示体験施設、コンテンツ物販施設、飲食関連施設、アトラクション施設などのテナントを誘致する。
インフラ整備は、エントランス広場、園路、駅から集客施設へのスロープ、階段などを予定。整備費は約6億円を概算。事業者のプランに合わせ、精査するとしている。13年度予算編成には、測量・設計費を要求する。