国土交通省木曽川下流河川事務所は、木曽三川下流部の干潟再生と防災船着き場を築造するため、「自然再生設計」を玉野総合コンサルタント(名古屋市東区)に委託した。設計工期は3月22日。
今回の委託では、揖斐川下流部で干潟再生のために行う水制の詳細設計と、同区間に設置を計画している防災船着き場の概略設計を行う。水制3基を築造する同区間に防災船着き場の設置が計画されていることから、両整備の整合性を図るため同時に設計を行う。
水制は、揖斐川右岸の河口から約700b、約900b、約1100bにそれぞれ1基の合計3基を築造する。また、防災船着き場は河口から約800bの桑名市城南地区に設置が計画されている。3基の水制の間に船着き場を設置することになるため、船の出入りなどを考慮した整備を行う。
水制は、岸側から川側に30b程度突き出す形で築造する見通しで、今回の設計の中で工事に向けた詳細を煮詰めていく。一方、防災船着き場は、災害時に資材などを運搬する船が接岸できるよう整備するため、岸壁形式など、同地区に適した形式を概略設計の中で煮詰めていく。
提供:建通新聞社