県江戸川下水道事務所は、「江戸川第一終末処理場」の沈砂池棟、汚泥処理棟、汚泥焼却炉、汚泥濃縮タンク、特別高受変電所などの各実施設計を進めている。設計はいずれも年度内に完了の見通しで、県の予算状況を見極めたうえで着工施設や時期を決めていく。なお、昨年度で着工した主ポンプ棟は2014年8月に工事が完了する予定で、その後、機械、電気設備工事に入る。
実施設計を進めている施設のうち沈砂池棟は、沈砂池の規模が処理場全体の約31万立方mのうちの約半分に当たる15万立方mの能力で、建屋の構造はRC造を予定。また汚泥処理棟は、1時間当たり10立方mの機械濃縮機2台と同880s−DSの汚泥脱水機2台を整備し、1台は予備とする。汚泥焼却炉は日量120t規模の施設1基を整備する。