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建通新聞社四国
2013/01/08

【徳島】西日本高速徳島 2トンネルの設計を開始

 高松自動車道鳴門インターチェンジ(IC)〜徳島県境の4車線化(U期)工事を図る西日本高速道路徳島工事事務所は、鳴門市大麻町〜板野町大坂間に計画する2トンネルについて、12月20日付でそれぞれ詳細設計を開始した。委託先はいずれも中央復建コンサルタンツ四国営業所(高松市)。6月17日までの設計工期で業務を進めていく。
 鳴門IC〜大坂トンネル間の4車線化に向けたトンネル工事で、鳴門市大麻町地内に計画する大谷トンネルと板野町大坂地内に計画する唱谷トンネルが対象。業務では、それぞれ詳細測量(平面図作成)のほか、現地踏査・設計計画、地質平面縦断図作成、トンネル断面設計、坑門工設計、排水系統図作製、施工設備計画、詳細図作成、工事目的物別数量総括表の提出を求めている。
 大谷トンネルでは、地質平面縦断図・排水系統図で延長0・46`、トンネル断面が3断面、坑門工2カ所、施工設備1カ所などで設計を進めるほか、唱谷トンネルでは、地質平面縦断図・排水系統図で延長1・3`、トンネル断面が9断面、坑門工4カ所、施工設備2カ所などで設計を進めることにしている。なお、これらの業務に合わせ、区間内(鳴門西地区)の水文調査(地質・土質調査)を約1年かけて川崎地質四国支店(松山市)が実施する。
 高松自動車道の4車線化は、鳴門〜高松市境52`を対象に暫定2車線供用部分を拡幅整備していく事業。4車線化により交通安全の向上、渋滞の緩和、さらには災害時の代替機能の強化など地域の発展に貢献すると期待されている。
 2012年度は調査設計がメーン。時期は未定だが今後、他の構造物の設計なども順次進め、早期の整備着手を目指していく考え。順調なら日本高速道路保有・債務返済機構との協定上の完成予定(19年3月)を目標に進捗が図られる見通しだ。