北名古屋市は、「九之坪南保育園」の改築に向けて、2013年度に実施設計に着手する。13年度当初予算案には設計費を計上する方針で、早ければ第1四半期にも委託する考えでいる。
老朽化が進む九之坪南保育園の建て替えに併せ法成寺にある心身障害児通園施設「ひまわり西園」と九之坪北保育園(九之坪市場21)の3施設を統合し、複合施設として整備する。
九之坪南保育園は旧館(鉄骨造平屋691平方b)と新館(鉄筋コンクリート造2階建て延べ494平方b)の2棟からなり、定員は100人。九之坪北保育園の規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ1114平方b・定員90人、ひまわり西園の規模は鉄筋コンクリート造と鉄骨造の2棟で床面積は650人・定員20人。九之坪南保育園の旧館を取り壊し、跡地に新園舎や心身障害児通所施設などを建設する。現3施設を上回る規模を新施設では確保したい考えでいる。
12年12月で基本設計が完了しており、施設の配置や規模などを庁内で取りまとめ、13年度の実施設計に反映させたい考え。13年度前半には実施設計をまとめ、14年度に工事を発注したい考えでいる。仮設園舎を設置した後、既存園舎(旧館)を解体し、跡地に新園舎を建設する。新館の活用方法(建て替えまたは改修)については今のところ明らかにされていない。
順調なら14年度末までに供用を開始し、卒園式に間に合わせたい意向だ。
九之坪南保育園の所在地は九之坪辰巳88。
基本設計は東畑建築事務所(名古屋市中村区)が担当した。
なお、現在のひまわり西園と九之坪北保育園の利用方法については、耐震基準を満たしているため、一部改修などを施し再活用する方針だ。
提供:建通新聞社