建通新聞社
2013/01/07
【大阪】大阪市 (仮称)淀川左岸線延伸部に係る環境影響評価(アセスメント)方法書及び要約書まとまる 府が18日から縦覧
大阪市は、「(仮称)淀川左岸線延伸部に係る環境影響評価(アセスメント)方法書及び要約書」をまとめた。大阪府は、この提出を受けた後18日から2月18日までの期間で、都市整備部総合計画課のホームページで公表。25日にはまず、門真市民に対する説明会を開く。
延伸部は工事中の阪神高速淀川左岸線2期(新御堂筋・豊崎出入口)と門真ジャンクション(JCT、近畿自動車道・第二京阪道路)を結ぶ。起点は大阪市北区豊崎、終点は門真市薭島で延長約10`。
淀川左岸線は1期の阪神高速湾岸線北港JCT−阪神高速神戸線海老江JCT間の約5・7`が2013年春に全面開通する。2期の海老江JCT−新御堂筋間の約4・3`は20年度の開通を目指し工事中。
2期延伸区間について、平松邦夫前市長は財政負担が重いことなどを理由に慎重な姿勢だった。しかし、橋下徹市長は大阪府知事在任中から整備促進に積極的。近畿の高速道路網の未開通区間(ミッシングリンク)の早期解消に向けて、経済界などからも建設要望が多い。
環境影響評価(アセスメント)方法書の提出は、アセスメントで最初の手続き。建設予定地の周辺での大気汚染、騒音など、環境影響調査の項目、方法を示す。調査期間は1年程度。地元説明などを経て都市計画決定手続きに向かう。
説明会は、25日に門真市民プラザ(門真市北島)、2月8日に守口市立中央公民館(守口市京阪本通)で開催。参加の事前申し込みは不要。環境影響評価方法書についての意見書は、18日から3月4日まで大阪府都市整備部総合計画課施設計画グループで受け付ける。