建通新聞社四国
2012/12/28
【徳島】城北など3高校 施設耐震を年度内に発注
徳島県は、高等学校施設の耐震化を一層促進するため、「城北高校図書館など3高校施設」の耐震改修などを順調なら12年度内に工事発注する計画だ。
3高校施設の内訳は、城北高校図書館のほか、阿南工業高校格技場、板野高校研修会館。これまでに板野高校研修会館は08年度に設計、阿南工業高校格技場と城北高校図書館は設計(城北高校図書館は改修設計)を13年1月末工期で進めている。いずれも12年度の工事見通しや12月までの発注予定情報には盛り込まれていないが、9月補正予算で事業費を確保していることから、設計完了など準備が整い次第、できるだけ早い時期の工事発注が見込まれている。
城北高校図書館(徳島市北田宮)では、耐震補強のほか、床・壁・天井などの内装改修、外壁・防水など外装改修を図る。既設規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ512平方b。改修では、建具改修や家具改修、外部階段改修、渡り廊下改修、照明設備改修、自動火災報知設備設置なども図る計画。
耐震補強設計は08年度に山田設計(三好市)、改修設計は藤川建築設計事務所(三好市)が13年1月31日工期で進めている。
阿南工業高等学校格技場棟(阿南市宝田町)では、耐震補強のほか、内部改修を図る。既設規模は鉄骨造2階建て延べ581平方b。補強内容は構造補強、非構造部材・設備補強。内部改修は天井木毛セメント板落下網設置(柔道場・剣道場天井)、窓ガラス飛散フィルム設置、入り口ドアなど取り替えなど。
設計は林建築事務所(徳島市)で、13年1月末完了予定。
板野高校研修会館(板野町川端)では、耐震補強を中心に整備を図る。既設規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ622平方b。設計は08年度に宮建築設計(徳島市)が担当。
11年度末現在の県立高校の耐震化率は約74%。県は、これを15年度末までに100%とする目標を掲げている。