岩倉市は、「新学校給食センター」の建設を計画しており、2013年度当初予算案に基本設計費を計上したい考えでいる。16年9月からの調理開始に向け、14年度に実施設計、15年度に工事を発注する方針でいる。
八剱町寺山にある現在の学校給食センター=写真=は築40年以上が経過し老朽化が進んでいるため、機能や衛生面などでも危惧されている現状。規模は鉄骨造平屋1450平方bで、5小学校と2小学校に計約4000食を供給している。敷地面積は2433平方b。別用地で新学校給食センターを建設した後に既存施設は取り壊す。
新学校給食センターの規模は鉄骨造2階建て延べ2300平方b程度を想定しており、最大供給能力は約4500食。ドライシステムをはじめ下処理室と調理室を区切るなど衛生面を大幅に強化する。
また、調理の熱源としては都市ガスを利用する計画。ガスを送る中圧導管などの敷設状況なども加味し、建設地を選定したい考えだ。敷地面積は4500平方b以上を確保する方針。現在、数カ所の候補地があるもようだ。
13年度に基本設計、14年度に実施設計をまとめ、15〜16年度の2カ年継続で工事を進める。16年の2学期から調理を開始する予定だ。
14年度中には用地を取得したい考え。今のところ、用地は購入し、市有地とする方針。既存の給食センターについては取り壊すが、跡地の活用方法は今後の検討課題となる。
提供:建通新聞社