愛知県尾張建設事務所は、「災害時における公共土木施設の緊急対応業務に係る協定(防災協定)」、「平時における公共土木施設の維持修繕工事に係る協定(緊急維持修繕協定)」、「道路雪氷対策業務に係る協定(道路雪氷協定)」をセットで締結するため、公募型プロポーザルで事業者を募集する。参加表明・技術提案書は2013年1月18〜25日に受け付ける。
複数の道路や河川を「ブロック」としてまとめ、1ブロックごとに1業者を選定する。ブロック数は、道路44カ所、河川44カ所、急傾斜19カ所、砂防16カ所。
参加資格は尾張建設事務所管内に本店または営業所(活動拠点)を置き、土木工事業の総合点数が650点以上−など。応募は活動拠点がある工区に限る。
防災協定は、地震や台風などの災害が発生した時または発生する恐れがある時に、事務所が管理する土木施設を巡視点検したり応急工事を実施する。また防災訓練への参加や大規模地震などに対応したマニュアル作成に協力を求める。
緊急維持修繕協定は、緊急に修繕が必要な小規模工事を事務所からの通知で実施する。1件の請負代金は100万円以下。
道路雪氷協定は、積雪または路面凍結時、凍結防止剤の散布と除雪業務を事務所からの通知により行う。
協定の締結期間は13年4月1日〜16年3月31日。
技術提案書は、業務遂行能力(職員と専門スタッフの数など▽地域性(事業所の所在地)▽危機管理姿勢(災害への備えなど)▽これまでの貢献度(過去の協定の有無)−の4要素で評価する。
配点は、職員と専門スタッフの数が20点、保有機械の状況が10点、資機材の保有状況が5点、業務遂行レベルが5点、事業所の所在地が35点、危機管理姿勢が10点、過去の協定の有無が15点。
1ブロックに複数の応募があった場合は、最高評価総合点の技術提案を特定する。また同点の場合は土木工事業の総合点数が高い業者を優先する。
提案書は13年2月中旬に審査する。2月下旬〜3月上旬には決定する。
提供:建通新聞社