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建通新聞社四国
2012/12/21

【香川】県内水道施設耐震化率 1・7%向上し32・5%

厚生労働省は、2008年度から全国の水道管や浄水施設など水道施設の耐震化状況の調査を実施しており、11年度末の調査結果がまとまった。
 香川県内の導水管や送水管など基幹管路の耐震化率は32.5%となり、昨年度より1.7%向上した。全国の耐震適合率32.6%と同水準にある。
 県内基幹管路の総延長は1246.3`。うち耐震適合性があるとされる管路延長は405.4`だが、地震の際でも継ぎ目の接合部分が離脱しない構造の耐震管延長は126.2`の10.1%となっている。
 一方、浄水施設の耐震化状況は全施設能力54万8039立方b/日に対して耐震化能力は1万1515立方b/日で2.1%と全国平均の19.7%と大幅に低く、東京都に次ぐワースト2位となっている。
 また配水池の耐震化状況は全施設容量42万6388立方bに対して耐震化容量は15万6330立方bで36.7%と全国平均の41.3%を5ポイント弱下回っている。
 水道事業者別の基幹管路の耐震化状況は香川県が、総延長30万5146bに対して耐震適合性管路延長は19万3735b(耐震適合率63.5%)、うち耐震管は4万4426bで耐震管の割合は14.6%となっている。
 給水人口が5万人を超える高松市が、総延長21万6599bに対して耐震適合性管路延長は7万3226b(耐震適合率33.8%)、うち耐震管は3万2981bで耐震管の割合は15.2%。
 丸亀市が、総延長9万7905bに対して耐震適合性管路延長は1万1509b(耐震適合率11.8%)、うち耐震管は1万1509bで耐震管の割合は11.8%。
 坂出市が、総延長2万4541bに対して耐震適合性管路延長は231b(耐震適合率0.9%)、すべて耐震管となっており、耐震管の割合は0.9%。
 観音寺市が、総延長3万8858bに対して耐震適合性管路延長は1545b(耐震適合率4.0%)、すべて耐震管となっており、耐震管の割合は4.0%。
 さぬき市が、総延長8万1673bに対して耐震適合性管路延長は3万9748b(耐震適合率48.7%)、うち耐震管は7532bで耐震管の割合は9.2%。
 三豊市が、総延長21万1405bに対して耐震適合性管路延長は5万0125b(耐震適合率23.7%)、うち耐震管は4139bで耐震管の割合は2.0%となっている。