日本工業経済新聞社(茨城)
2012/12/20
【茨城】県土木部 国道側の用地取得優先 白山8丁目交差点改良
県土木部は、国道294号白山拡幅事業の白山8丁目交差点改良について、本年度は国道側の残用地取得を重点的に、まとまった箇所から順次工事を進めたい考えだ。12月定例県議会で、川口政弥議員(自民県政)からの一般質問に小野寺誠一土木部長が答えた。
取手市白山地内では、市役所入口交差点から都市計画道路上新町環状線との交差点まで約700m区間で4車線化の拡幅事業を進めている。
これまで上新町環状線との交差点から西側の約200m区間が概成しており、用地取得も約9割が完了。現在は、県道常総取手線と市道とが変則的に交差する白山8丁目交差点の十字路への改良を優先して進めており、県道部分と市道部分の用地取得が完了した。
本年度は、国道側の残る用地の取得を重点的に進めるとともに、交差する県道部分で、雨水排水路の整備工事に着手。今後は用地が確保できた箇所から順次工事を進め、交差点部の改良の早期完成に努めていく。
また残区間は沿道利用が進んでおり、代替地の確保が難しいなどの課題があり用地取得に時間を要しているが、引き続き市の協力を得ながら用地取得を進めていく。