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建通新聞社四国
2012/12/14

【香川】龍雲中南棟改築 既存解体を年明け発注

高松市は、龍雲中学校の南棟校舎改築に伴う既存校舎解体を年明けに発注、年度内の着工を目指す。21日閉会予定の12月市議会に解体撤去費を計上しており、可決後に発注準備に入る。改築工は2013年度早期の発注となるもよう。
 南棟校舎改築事業は、既設の南棟を解体し、跡地に新棟を建設する。事業期間中は仮設校舎棟を建設し利活用する。12月中には運動場への仮設校舎棟(リース)建設が始まり、年度内に既設校舎機能の移設を図り、3月または4月から解体工事に入る方針。解体工事費としての計上額は9600万円。
 既設の南棟は1962年に竣工、63、64年度と増築し、現状規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ2855平方b、普通教室18室。付属施設などを含む解体面積は約3540平方b。
 新校舎棟の計画規模は、鉄筋コンクリート造4階建て延べ約5300平方b。普通教室21室、職員室、校長室、特別教室、配膳室、昇降口など。他渡り廊下として鉄骨造または鉄筋コンクリート造約375平方b。部室、屋外便所、自転車置場、屋外倉庫、夜間照明。設備関係では空調設備、太陽光発電設備、昇降機設備などを備える。事業期間は13年度から14年度までの2カ年。実施設計は桂設計(東京都新宿区)で12月25日までの期間で進めている。
 同中学校の校区には、多肥小学校など3小学校があり、この数年同地区では住宅地開発などが進み、小学生が増加傾向にある。数年後の中学校校舎不足に対応するため増改築事業を進めるもの。現在の推計では17年度に普通教室4室分が不足となるもよう。