岡崎市は、福祉の村に複合施設として建設する「こども発達センター(仮称)」や既存施設の改修を含めた基本計画案を公表した。事業手法については、PFI事業の導入を検討しており、従来式と比較した事業スケジュールを計画案の中で示している。
福祉の村は1974年に開所。施設の老朽化に合わせて、福祉環境や利用ニーズの変化に伴う各施設の整備方針を具体的に策定した。
こども発達センターは、発達障がい専門相談機能、小児科診療所、リハビリ機能を新たな機能として設け、既存施設の機能である知的障がい児通園施設(若葉学園)、児童デイサービス事業所(めばえの家)を合わせた複合施設として建設する。
建設候補地は、北側に位置する新規取得地と駐車場用地を合わせた約3900平方b。施設の延べ床面積は約3700平方bを想定している。
既存施設の改修では、若葉学園・清楽荘の建物を改修し、友愛の家の機能を移転する。友愛の家の既設機能のほかに基幹相談支援センターや福祉の村管理事務所の計4機能を導入する。エレベーター設置などの改修やエントランスなどのロビー空間を活用した情報提供機能の拡充も図る。既設建物の規模は床面積1800平方b。
今後、PFI事業を導入したケースでは、2013年度に整備運営事業についてのアドバイザリー業務の委託、14年度に事業者の選定、契約作業に移る方針。
福祉の村の所在地は欠町字清水田7ノ1。
提供:建通新聞社