日本工業経済新聞社(埼玉)
2012/12/12
【埼玉】公共施設長寿命化を/13年度予算編成方針
川越市は2013年度予算編成方針を明らかにした。重点的に推進する主な施策としては「未来につなぐひとづくり」が子育て支援の充実、きめ細かな教育の推進、「活力と魅力あふれるまちづくり」は安全・円滑な交通網整備、都市基盤整備、「快適で安心できるくらしづくり」が公共施設の長寿命化推進、防災対策、環境エネルギー対策の推進としている。
歳入は個人市民税と法人市民税が減収見込みとなっており、一般財源総額についても前年度を下回る見込み。
一方、歳出は退職者数増、生活保護費などの増加、公債費の償還金増が見込まれており、前年度比で約10億円の増加となる見込み。また特別会計への繰出金も介護保険事業特別会計などで増加が想定されている。さらに投資的経費でも、12年度を継続費事業初年度とする仮称大東市民センター建設事業などが継続費2年目で、西部地域振興ふれあい拠点施設(仮称)整備事業も事業費の大幅増が予想されている。
予算要求にあたっての留意点としては▽補助金支出の見直し▽公共工事のコスト縮減等▽扶助費関連支出の見直し――などを掲げている。