豊川市は、用地交渉が難航していた資源化施設について、建物規模や処理能力など施設概要を定めた整備計画を2013年3月までに策定する。12月補正予算案に策定費350万円を盛り込んだ。計画策定業務を13年1月ごろに指名競争入札で発注する。
資源化施設は、缶や瓶、不燃ごみ、古紙などを選別する施設と、剪定(せんてい)枝や刈り草の堆肥化施設からなる。市は当初、施設の候補地を千両町としていたが、3月に町内会との用地交渉が決裂していた。
現在、敷地面積1万5000平方b以上を確保できる候補地数カ所のうち、1カ所と用地交渉を進めている。候補地は公表していない。
今回策定する整備計画で、施設規模、ごみ置き場の面積、機械の処理能力などを定める。
市が想定する年間の処理量は、瓶が約1300d、缶が約500d、古紙が約800d、枝や草が約4000d。不燃ごみは季節により変動があるため、年間ではなく1日当たりの量で約6dを想定している。
市は13年度にボーリング調査を実施したい考え。順調なら15年度に工事着手する。
全体事業費は未定だが4億円以上となる見通しだ。
提供:建通新聞社