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　尾鷲市は、「市役所庁舎本館」「中央公民館」「体育文化会館」など旧耐震基準で建設された公共施設のうち耐震対策が未実施となっている46施設について計画的な改修や建て替え整備などを進めるため、公共施設耐震改修計画の策定を進めている。
　９月の市議会総務産業常任委員会で示された骨子案などによると、耐震性がないとされる公共施設は合計46棟。これらの施設について耐震化対策の優先順位を設け整備時期を短期・中期・長期に分類して各施設の整備手法などを示している。今後、整備時期や内容などを具体化して計画をまとめる。
　骨子案では、耐震化対策の実施時期を２０１２〜16年度の「短期」、17〜21年度の「中期」、22年度以降の「長期」に分類。短期に位置付けられている施設は、曽根コミュニティセンター、南輪内センター、九鬼コミュニティセンター、中央公民館、尾鷲消防署など９施設。耐震化対策により地震発生時の防災拠点、避難施設などとして機能する公共施設の確保を目指す。
　整備時期が短期、中期に位置付けられている施設の整備方針は次の通り。（�@規模�A整備方針）
〈短期（12〜16年度）〉
　▽早田コミュニティセンター―�@鉄骨造平屋２１４平方�b�A建て替え（12年度整備）▽曽根コミュニティセンター―�@木造平屋２４０平方�b�A建て替え、南輪内センターと一体整備▽南輪内センター―�@木造２階建て延べ94平方�b�A建て替え▽九鬼コミュニティセンター―�@鉄骨造平屋２１４平方�b�A建て替え、九鬼センターと一体整備▽中央公民館―�@鉄筋コンクリート造４階建て延べ２６２１平方�b�A耐震改修▽尾鷲消防署―�@鉄筋コンクリート造４階建て延べ１７６６平方�b�A耐震改修▽三木里コミュニティセンター―�@鉄筋コンクリート造２階建て延べ４１１平方�b�A耐震改修、北輪内センターとして一体整備▽旧野地乳児保育園―�@木造２階建て延べ５９８平方�b�A解体
〈中期（17〜21年度）〉
　▽体育文化会館―�@鉄筋コンクリート造平屋２４３０平方�b�A建て替え▽市役所庁舎本館―�@鉄筋コンクリート造４階建て延べ３２１８平方�b�A建て替え▽市役所庁舎別棟―�@鉄筋コンクリート造２階建て延べ５０７平方�b�A耐震改修・建て替え▽庁舎別館（教育委員会）―�@鉄筋コンクリート造３階建て延べ７９４平方�b�A耐震改修・建て替え▽向井コミュニティセンター―�@鉄筋コンクリート造２階建て延べ２００平方�b�A耐震改修▽矢浜コミュニティセンター―�@鉄筋コンクリート造２階建て延べ５２０平方�b�A耐震改修▽天満集会所―�@鉄骨造平屋１７０平方�b�A耐震改修▽林町会館―�@鉄筋コンクリート造２階建て延べ１７１平方�b�A耐震改修


提供:建通新聞社