建通新聞社
2012/12/06
【大阪】大阪府都市整備部 寝屋川南部地下河川事業 岸里調節池の基本設計を日建技術コンサルに委託
大阪府都市整備部は、寝屋川南部地下河川事業で、最下流部の未整備区間、岸里調節池の基本設計を日建技術コンサルタント(大阪市中央区)に委託した。落札金額は1149万円。納期は2013年6月28日まで。この成果を基に、上部道路を整備する大阪市と協議する。
建設予定地は大阪市西成区南津守2丁目から阿倍野区松虫通3丁目まで。延長は約2・2`。内径約9・8bのシールド工事を計画。木津川河口部の排水機場予定地から上流に掘り進む計画。基本設計の内容は、管渠、特殊マンホールの基本設計、施工法の比較検討など。納期は2013年6月28日まで。
また、測量は、その1(大阪市西成区千本中1〜阿倍野区松虫通3)をニッセキ(大阪市天王寺区)、その2(大阪市西成区南津守1〜西成区南津守2)を土地家屋調査士法人グローバル(茨木市)に委託。13年3月15日までの納期で、基準点測量、水準測量、現地測量を行う。
南部地下河川は、大口径管渠で雨水をいったん貯留。新たな下水道管(下水道増補幹線)との一体的運用で寝屋川流域の治水機能を向上させる事業。東大阪市若江から大阪市西成区に至る道路の下に建設しており、総延長13・25`の地下河川計画(口径6・9〜9・8b)。このうち11・2`が供用している。
今回の対象は、都市計画道路が未着手のため、計画の策定に入れなかった最下流部区間。