建通新聞社四国
2012/12/04
【愛媛】堂之元川橋架替え 14年度以降に着工へ
愛媛県中予地方局建設部は、松山外環状道路空港線整備に伴う街路事業3・4・56余戸北吉田線「(仮称)堂之元川橋」の詳細設計を芙蓉コンサルタント(松山市)で進めている。納期は2013年3月25日まで。14年度以降の工事着工を目指している。
堂之元川橋は外環状道路空港線のうち、県が整備を担当する松山市南吉田町の街路余戸北吉田線に設ける側道橋。(主)松山空港線と南吉田ランプの間にある既設の堂之元橋を架け替え、上り線・下り線の2橋を建設する。
上部工の橋種は上り・下りとも1径間の単純PCコンポ橋で、橋長は上り線37・1b、下り線45・2b、有効幅員はいずれも11・25b。橋台は逆T式橋台が計4基、橋台基礎工は場所打杭4基で本数や杭サイズは未定。仮設構造物は矢板による土留工4基を想定している。
施工時には既存の堂之元橋(橋長6・6b、幅員5・5b)と同程度の2車線の仮橋を設置する予定で、施工手順は@仮橋設置A現橋を撤去し、上り線を架橋B仮橋を外して上り線で通行させながら下り線を架橋‐を現時点では想定しているが、施工計画の詳細は橋梁設計を進めながら具体化する。
松山外環状道路空港線はインター線同様、本線自専道を国交省が担当し、側道を県と松山市が先行整備していく。県は県道久米垣生線(余戸南〜余戸西)0・4`および街路余戸北吉田線(南吉田〜北吉田)1・3`を担当。県担当部分は、北吉田取付部の約200bを残して測量設計がほぼ完了。南吉田ランプ以東の用地測量もほぼ終わり現在、補償金算定を進めているほか、南吉田ランプ〜北吉田間は測量設計と用地測量を鋭意進めている。県道久米垣生線の一部ではすでに用地買収に着手するなど本年度から(国・県・市とも)用地が本格化している。県は用地できた箇所から14年度以降に側道建設に着手したい意向。(仮称)堂之元川橋は先行して14年度以降に着工し、2〜3カ年での完成を目指す。