建通新聞社四国
2012/12/04
【香川】高松志度線高架橋 下部工3基を年内にも発注
香川県道路課は、高松志度線のJR軌道高架橋建設の下部工3基を12月中に一般競争入札の参加資格要項を発表するため、準備を始める。発注が計画されている下部工は橋脚2基と橋台1基、これにより高架橋の下部工は完了する。
同高架橋のJR軌道西側の上下部工とも完成しており、現在、軌道東側の橋脚2基が2013年1月31日の工期で進められており、完了後に下部工3基の建設に着手する。
同課では今後、発注に向けて準備を進め、入札公示を12月中、遅くとも1月には行う。
下部工3基の概要は、T型橋脚2基と重力式橋台1基。基礎工は場所打杭で口径1500_が1基当たり6本。他に取り合い道の逆T式擁壁延長48bと重力式擁壁延長12b。
JR軌道を跨ぐ高架橋建設は、軌道西側を06年度に着工し10年度に完成。軌道上はJRの施工で11年度に完成している。一方、11年度から残る軌道東側に着手しており、下部工の橋脚4基のうち2基を11年12月に発注している。残る橋脚2基と橋台1基を12年度に発注。13年度に軌道東側の上部工、14年度に取り合わせ道を施工し、高架橋を完成させる計画。他、14年度以降に側道の整備も行う。
軌道東側の上部工は延長85bで5径間連続鉄筋コンクリート造中空床版橋。
同高架橋は、志度山川線と石田東志度線間のバイパス約380bに建設している延長172b、幅員14b(両側歩道)のJR跨線橋。設計はエイト日本技術開発が担当した。