建通新聞社四国
2012/12/04
【徳島】県教育振興計画 学校耐震化100%など盛る
徳島県は、県の教育が目指すべき方向性と今後講ずるべき施策などを示す「県教育振興計画」(第2期)の中間とりまとめを作成した。2017年度までの今後5年間に取り組むべき施策を総合的かつ計画的に推進するための指針となるもの。建設関係では、学校の100%耐震化や高校再編、文化の森内展示施設の計画的改修などが盛り込まれた。
同計画(中間とりまとめ)では、「とくしまの教育力を結集し、未来を創造する、たくましい人づくり」を基本目標に掲げ、今後5年間に必要な施策について、県と市町村、学校、家庭、地域、NPO、民間事業者などが協働・連携して取り組む計画。また、PDCAサイクルにより、計画内容の適宜見直しも行っていくことにしている。この中間とりまとめは、12月4日から2013年1月4日までパブリックコメントを行い、県民の意見を反映させた上で3月末には策定する運びだ。
今後5年間に取り組むべき施策のうち建設関係の主なものは次の通り。
▽鳴門渦潮高校の施設・設備の整備(競技スポーツの振興)▽放課後子ども教室の設置推進(学校・家庭・地域の連携)▽文化の森総合公園各館(文化の森総合公園文化施設の充実)▽県立学校の2015年度末の耐震化率100%(自然災害から守る教育環境の整備)▽県立学校の耐震化と併せた施設の老朽化対策(同)▽公立小中学校の耐震化が遅れている市町に対する支援(同)▽県立学校避難所施設強化・充実事業の18年度末完了(同)▽阿南市と三好市・東みよし町の2地域など高校再編の継続推進(新たな高校教育の創造)