日本工業経済新聞社(茨城)
2012/12/04
【茨城】下大賀高架橋で詳細設計 国道118号改修期成会の要望で県が説明
国道118号改修期成会(会長・海野徹那珂市長)による県への要望活動が11月28日に行われた。海野会長は、那珂大宮バイパスの4車線化などを要望。小野寺誠一土木部長は、那珂大宮バイパスで下大賀高架橋の詳細設計を進めていることや静跨線橋、袋田バイパスの進捗を説明した。
国道118号は茨城県水戸市と福島県会津若松市を結ぶ主要幹線道路。昨年9月には常陸大宮市下村田地内の那珂大宮バイパスで900mの4車線化が完成したが、さらなる交通渋滞の緩和を図るため、那珂大宮バイパス8・3q(那珂市〜常陸大宮市)と袋田バイパス3・6q(大子町)の早期完成を要望した。
要望に対し、小野寺土木部長が内容や進捗状況を説明。那珂大宮バイパスは、供用した900mから南に向けて本年度は地盤改良と下大賀高架橋の詳細設計を進めている。
静跨線橋については震災で被災し仮設の状況だが復旧はバイパスに沿って暫定2車線で計画。災害復旧と合わせて行うため来年度までに復旧予定。ただ用地買収が絡むことから市への協力を求めた。
袋田バイパスについても、ことし6月に新昭和橋までが開通。これから久慈川をわたる橋の手前までをつなげば、袋田の滝の交差点を避けられるため重点的に整備している。
土木部で要望活動を行った一行は県議会事務局も訪れ、同様に要望活動を展開した。
要望内容は次のとおり。
◆地域づくりの根幹をなす道路整備を積極的に推進していくため、地方の道路整備財源の充実に努め、真に必要な道路を計画的に整備すること。
◆今後の予算編成に当たっては、所要の道路整備費の確保を図ること。
◆国道118号の整備促進を図ること。
◇那珂大宮バイパス=8・3q(那珂市〜常陸大宮市)
◇袋田バイパス=3・6q(大子町)