日本工業経済新聞社(茨城)
2012/12/01
【茨城】国道6号まで10qの整備促進を 県北部幹線道路建設促進協が要望
県北部幹線道路建設促進協議会(会長・海野徹那珂市長)は11月28日、県へ要望活動を展開した。協議会では、水戸外環状道路の茨城港常陸那珂港区から国道6号までの区間約10qの整備促進を要望したほか、茨城北部幹線道路について計画路線への指定に向けて調査促進を求めた。
県北部幹線道路は、1994年に東水戸道路の終点から常磐自動車道に至る区間が「水戸外環状道路」として計画路線に、1998年に常磐自動車道から常陸大宮市の国道118号に至る区間が「茨城北部幹線道路」として候補路線に指定されている。
しかし景気低迷で整備がなかなか進まず、高規格道路とは言え、一般の地方道路の改修事業と変わらない状況。
そのため、水戸外環状道路の茨城港常陸那珂区から国道6号までの区間(約10q)について整備の促進を求めたほか、茨城北部幹線道路について計画路線への指定に向けた調査促進を求めた。
この要望に対しても、小野寺土木部長が進捗状況などを説明した。
ことし6月には、常陸那珂港区の中央ふ頭手前まで約2qを供用。東水戸道路から国道245号までが通った。その先については当面、県道を利用してもらいながら交通状況を見て整備を考えていくという。
さらに、その先の常磐道から国道118号までの茨城北部幹線道路については、全線を高規格で行うのは難しいため、既存の国県道を活用しながら整備を進めている。現在は木島大橋北側のバイパスを整備しているため、それを着実に進める。また、その先については木島大橋と国道349号との間のルートの検討などを地元市とともに進めていく方針。
主な要望内容は次のとおり。
◆水戸外環状道路の茨城港常陸那珂港区から国道6号までの区間(約10q)について整備促進を図ること。
◆茨城北部幹線道路について、計画路線への指定に向けて調査促進を図ること。