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建通新聞社四国
2012/11/30

【愛媛】県12月補正案 投資的経費は39・8億円

愛媛県は、2012年度一般会計12月補正予算案を発表した。予算額は40億6842万円。国の経済対策を受けた防災・減災対策の促進に取り組むとともに、緊急課題として通学路の交通安全対策などに対応していく。
 投資的経費は39億8664万円。このうち防災・減災対策へは31億6077万円。農地などの豪雨等緊急対策が15億0571万円で、内訳は谷止め工等治山施設緊急整備に10億2938万円、間伐など森林の緊急整備に4億2304万円、農地の排水路施設等緊急整備に5329万円。
 河川・海岸などの風水害緊急対策には8億2802万円。中身は陸閘・樋門の改修など海岸保全施設整備に4億9429万円、護岸工・築堤工など河川整備に2億1053万円、国が行う肱川・重信川の堤防補強対策への負担金に1億2320万円。
 また、緊急避難路の整備として、伊方原発30`圏内や津波浸水想定区域の緊急輸送道路を整備する改良・橋梁補修に5億5718万円を振り分けている。
 一方、緊急課題への対応として9億0765万円。災害時の避難所となる小学校への避難路でのカラー舗装・路面標示・横断歩道補修などに3億2125万円を盛り込んだ。通学路安全対策は、県が六軒家石手線(松山市)カラー舗装など58カ所、公安委員会が湯渡橋交差点・畑寺交差点(いずれも松山市)横断歩道補修など281カ所を緊急に実施する。
 農林水産関係では、ブランド牛増殖のための生産施設整備に1億8704万円、台風16号で豪雨被害を受けた林道4路線の災害復旧に1億1815万円を計上している。
 12年度一般会計予算の累計は6203億3821万円となり、11年度同期比では2・84%減となった。