日刊建設工業新聞
2012/11/29
【鳥取】鳥取赤十字病院/病院建て替えで市に支援要望 新病棟約2万u 改修棟は1・7万u13〜18年度90億円
鳥取赤十字病院の福島明院長、原豊事務局長らは28日、竹内功鳥取市長に建て替えに対する財政的支援などを要望した。鳥取赤十字病院は、2013年度から18年度に施設の再整備を計画している。
要望事項は、13年3月から実施する付帯工事への協力、埋蔵文化財調査の本調査費用への支援、建て替えに対する支援、融資制度への支援。竹内市長は「施設が新しくなれば、機能が向上し、安全性が高まる。市にとっても患者さんにとってもありがたいこと。協力すべき点は前向きに検討したい」と答えた。
計画では、新病棟が免震構造で鉄骨造9階建て延べ2万0185平方b。改修する既設B館は耐震構造で9階建て延べ1万7311・05平方b。新病棟と既設B館は1階から3階を免震構造の渡り廊下でつなぐ。
整備スケジュールは、13年6月までに実施設計をまとめ、7月から看護士寮、看護学校、厚生棟の先行解体工事に着手。14年1月から15年9月まで新棟南側のT期工事、15年12月から16年6月までC館とエネルギー棟の解体工事、16年7月から18年2月まで新棟北側のU期工事、18年5月から11月までB館の改修工事、18年5月から19年2月までA館と検査棟の解体工事、17年11月から19年3月まで外構整備工事を行う。概算事業費は、90億3184万円を見込んでいる。