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日本工業経済新聞社(茨城)
2012/11/29

【茨城】県企業局 霞ヶ浦浄水場改築、第二段階へ設計

 2004年度から進めてきた県企業局の霞ケ浦浄水場改築(県南水道事務所、土浦市大岩田)が、第二段階を迎える。本年度末から新浄水施設が隣接地で運用開始となる予定だが、これに続いて排水処理をメーンとした施設を既存地へ更新する。今月29日に詳細設計の委託入札を開札する。予定価格は税抜き1億900万円。
 県南水道事務所(霞ケ浦浄水場)は、第1次拡張事業の給水を1967年(昭和42年)4月、第2次拡張事業を1973年(昭和48年)10月に開始。現在までに約40年が経過している。
 このため、電気・機械設備は法定耐用年数を大幅に超過し、また、老朽化が激しかったことから、2004年度(平成16年度)から改築事業に着手。
 既存地の西側の圃場、約4・2haを買収して拡張して整備を進め、昨年11月までに薬品沈殿池や急速ろ過池などの土木構造物工事がほぼ完了。2009年度から11年度には、この工事や電気・機械設備工事などで事業ピークを迎え、毎年約40数億円の事業費が投資されてきた。
 これらの施設も間もなく完成し、本年度末から新浄水施設が運用開始となることから、県では次なる段階として排水処理をメーンとした施設の更新に着手する。
 既存の施設を取り壊し、跡地へ排水処理施設や粒状活性炭吸着池を建設する。そのうち排水処理施設は、排水・排泥池や濃縮槽、脱水機、天日乾燥床などが想定されるが、仕様は詳細設計の中で決める。
 29日に開札される詳細設計の委託入札は、予定価格に税抜き1億900万円、納期に来年3月25日を設定。
 本年度中に詳細設計を終えた後、来年度から着工を目指すが、計画期間は未定。