大垣市は、市内に17カ所ある保育園・幼保園のうち耐震基準を満たしていない「すもと保育園」など9園の耐震可能性調査を実施した結果、すべての施設で耐震補強が可能であると診断された。今後、耐震補強や改築、幼保園化などを視野に入れ整備方法などを検討する。
市は、就学前児童の保育園児と幼稚園児を分けることなく同じ保育・幼児教育を提供できるように幼保園化を推進している。現在、北幼保園(仮称)の整備事業(2013年度末完了予定)を進めており、その後の整備事業として、今回の調査結果を基礎資料として検討していく。
調査対象となったのは、すもと保育園、ゆりかご保育園、安井保育園、丸の内保育園、三城保育園、西保育園、南保育園、荒崎幼保園、日新幼保園の9園。この他の保育園や幼保園については1981年以降に建設したものなどで、耐震基準を満たしている。
今回調査した施設の概要は次の通り(@規模A委託先)。
▽すもと保育園(外渕4ノ47)@鉄骨造平屋988平方bA設計工房米倉(大垣市)
▽ゆりかご保育園(南切石町2ノ67)@鉄筋コンクリート造2階建て2棟延べ1563平方bAVAN建築設計室(大垣市)
▽安井保育園(大井1ノ1ノ2)@鉄骨造平屋848平方bA設計工房米倉
▽丸の内保育園(丸の内2ノ78)@鉄筋コンクリート造2階建て延べ967平方bA肥田設計(大垣市)
▽三城保育園(小野2ノ27)@鉄骨造平屋1165平方bAVAN建築設計室
▽西保育園(南若森町665ノ3)@鉄筋コンクリート造一部鉄骨造平屋713平方bA早野建築設計事務所(大垣市)
▽南保育園(南頬町4ノ1)@コンクリートブロック造一部鉄骨造平屋2棟1068平方bA木村建築設計事務所(大垣市)
▽荒崎幼保園(長松町771ノ1)@鉄骨造平屋1155平方bA安田設計(大垣市)
▽日新幼保園(入方1ノ38)@鉄骨造平屋947平方bA高木T&D建築研究所(大垣市)
提供:建通新聞社