トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2012/11/27

【徳島】県 入札参加申請の市町村との共同受付検討

徳島県は、建設工事などにおける入札参加資格審査申請について、県内市町村と「共同受付」を行うための検討をはじめた。共同受付となれば申請窓口の県への一元化や申請書類の共通化などが図られ、市町村や地元中小建設業者などの負担軽減が期待される。
 現在、自治体には電子入札の取り組みが浸透しつつあるが、これに合わせて、県が中心となって共同で入札PPIを立ち上げたり、入札参加資格審査申請の申請窓口を一本化する動きがある。徳島県内でも市町村の事務の合理化・効率化や厳しい経営環境にある中小建設業者の負担軽減を図る上で、共同受付を求める声が高まっていた。
 現時点で共同受付を希望する県内の市町村は、小松島市、吉野川市、阿波市、美馬市の4市と勝浦町、上勝町、石井町、神山町、那賀町、牟岐町、美波町、海陽町、藍住町、上板町、つるぎ町の11町、そして佐那河内村の計16市町村。20日には小松島市の稲田米昭市長ら4市長が代表して県へ要望活動を行い、飯泉嘉門知事に要望書を手渡している。
 要望を受けて飯泉知事は、入札参加資格審査申請に関する地元の中小建設企業と市町村の大きな負担を十分理解した上で「前向きに対応したい」と回答。共同受付に向けて早期に取り組む考えを示した。所管する建設管理課でも明確な導入時期については現時点で言及を避けているものの、できるだけ早く対応していきたいとしており、検討を急ぐことにしている。