日本工業経済新聞社(茨城)
2012/11/27
【茨城】県事業推進課 今週にも事業者選定 北浦複合団地の太陽光施設
県企画部事業推進課は、北浦複合団地における太陽光発電施設の設置事業者について20日に公募を締め切り、複数者から応募があったことを明らかにした。今週中にも選考委員会へ諮り、事業者を決定したい考えだ。
対象は4区画で計34・8ha。内訳は@区画が5・4ha、A区画が6ha、B区画が8・4ha、C区画が15ha。分譲価格が1u当たり1万1000円で、賃貸借の場合は1u当たり年間336円。賃貸借の契約期間は原則20年。応募条件に、電気事業者への売電、地域貢献策の提案と実施などが求められている。
土地の引き渡しは来年4月以降で、造成工事が完了した後、現地立ち合いのうえ土地引渡書と土地引受書をもって行う。賃貸借の場合も来年4月以降で、造成工事の完了後からが契約開始時期となる。
県では、宮の郷工業団地内(常陸大宮市〜常陸太田市)でも、ことし9月に太陽光発電施設の設置事業者を公募。その結果、鰍mTTファシリティーズ(東京都港区)を選定。同社は20億円を投じて約4メガワット(MW)規模の施設を来年3月発電を目指して建設することが決まっている。