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建通新聞社(中部)
2012/11/21

【三重】三重県伊賀農林商工環境事務所 地すべり府中6期測量など

 三重県伊賀農林商工環境事務所は、伊賀市内の地すべり対策事業として「府中(6期)地区」の東条などで3基の地すべり防止堰堤工事を計画しており、現在、測量・設計などを進めている。2012年度に設計などをまとめ、13年度以降の工事に備える。測量・設計は、南海カツマ(津市)が担当、設計工期は13年3月25日。地質調査は協和地研(松阪市)が担当、調査工期は13年1月31日。
 対象地区は伊賀市東条、外山のJR関西本線の北側の山間部。施工地のうち、東条地区では既設の堰堤が3基あり、その山側で「東条12号」「東条13号」の堰堤2基を左右に並べて建設する。あわせて、東条12号の谷側に渓流工延長65b、東条13号の谷側に渓流工延長50bを予定している。一方、外山地区では、「外山2号」堰堤を1基建設する。いずれも設計の中で、堰堤形式、ボリュームなどを詰めるほか、現場へのルート確保で仮設道路などの手法の比較検討も行う。工事は予算配分に応じての対応となるが、通常であれば3カ年程度が見込まれる。
 具体的な業務の概要は、測量設計が、堰堤工3基の設計のほか、渓流工設計延長115b、測量で、基準点測量15カ所、現地測量300平方b、路線測量は東条が150bと120b、外山が100b。また、地質調査では、ボーリング調査15カ所で、土質ボーリングが32b、岩盤ボーリングが75bなど。


提供:建通新聞社