トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2012/11/16

【群馬】14年度から工事着手−大泉町北中学校校舎改築

 大泉町は、学校施設の耐震化事業の一環として計画している北中学校校舎改築工事の基本構想がまとまったことを受け、その概要を明らかにした。改築を行うのは、特別・普通教室棟と普通教室棟の2棟で、新施設はこの2棟を統合した、RC造3階建て延べ床面積3200u程度の校舎1棟の建設を計画している。建設場所は現在の特別・普通教室棟のある場所で、新施設の完成まではその北側にある普通教室棟で対応する。、現在は基本設計を石井設計(前橋市)に委託しており、2013年度は実施設計を行う。工事は14年度から15年度までの2カ年を見込み、特別・普通教室棟の解体を行い、その跡地に新施設の建設を実施、完成を待って普通教室棟の解体を行う。

 北中学校で耐震基準を満たしていないのは、特別・普通教室棟(1960年築RC造2階建て、延べ床面積836u)と普通教室棟(61年築RC造3階建て、延べ床面積2186u)の2棟で、3校ある中学校のうち、耐震化していないのは同校のみとなっている。
 新施設は、管理のしやすさから2棟を1棟にまとめる計画で、RC造3階建てで延べ床面積は2棟の延べ床面積をあわせた規模と同程度となる約3200uを予定している。また、施設の屋上には太陽光パネルの設置を検討している。
 建設予定地は、現在特別・普通教室棟の建っている場所となるため、まずは同棟の解体を行い、その跡地に新施設を建設する。工事中は仮設校舎での対応はせず、既存の普通教室棟を小規模な水道・電気などの工事を行い、使用に不便がないようにしてから使用し、新施設の完成を待って同棟の解体を行う。
 今後のスケジュールとしては、2013年度に新施設の実施設計と普通教室棟を使用するための小規模工事を行い、14年度から校舎の解体と本体建設を15年までの2カ年で進めていく。
 同校のほか、耐震化の完了していない小中学校施設は北小学校で3棟、南小学校で3棟、西小学校で2棟の計3校、8棟で、15年度に全施設で耐震化の完了を目指している。残る8棟は、いずれも耐震補強工事を計画しており、来年度は南小学校の低学年棟(1975年築RC造3階建て、延べ床面積1935u)と、北小学校の管理棟(78年築RC造3階建て、延べ床面積2133u)の2棟で工事を行う。設計は、2校ともに県建築設計センター(前橋市)が担当している。