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建通新聞社四国
2012/11/16

【高知】地蔵寺川発電所建設 四電技術コンで基本設計

高知県公営企業局電気工水課は、小水力発電の事業化に向け、土佐町の地蔵寺川発電所(仮称)建設計画基本設計を四電技術コンサルタント(高知市)に委託した。2012年度内に発電所の場所を決定し、それに伴う施設概要や発電計画なども策定する。13年度には実施設計を外注する予定で、14〜15年度に工事、16年度からの稼働開始を目指す。
 地蔵寺川発電所(仮称)は、土佐町西石原にある高知分水の北郷谷注水口下流から地蔵寺川取水堰上流までの間に発電施設を建設するもの。北郷谷注水口付近に取水堰を建設、そこからトンネルまたは水路を開設して水圧鉄管を敷設し、発電所まで水を流す。公営企業局が作成した概略計画によれば、形式は流れ込み水路式、最大出力は800〜900`h、最大使用水量は毎秒4d、落差は25〜28・5b、総事業費は16億円ほどを想定している。
 基本計画では、発電量やコストなどを考慮し、発電所建設に最適な地点を選定する。また水路ルートの選定、取水口地点の流量検討、使用水量の決定、構造物の設計などの発電計画や工事費の算出、経済性評価などを進める。建設場所によっては、橋梁を架設する可能性もある。