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建通新聞社(中部)
2012/11/15

【岐阜】市立恵那病院再整備設計プロポ 最適候補者は久米・オオバJV

 恵那市の「市立恵那病院再整備」事業の設計候補者選定は、9日に公募型プロポーザルの2次ヒアリングを非公開で行った結果、最適候補者を久米設計名古屋支社(名古屋市中村区)とオオバ岐阜営業所のJVに決めた。プロポーザル参加者は7者。新病院は2016年度の開院を目指し、13年9月から造成に着手して建設に入る。
 設計者は同病院再整備事業に関する設計一式を行う契約となる。期間は敷地造成測量設計が13年8月25日、建築設計が14年3月25日まで。また、施設建築は14年5月の着工予定で準備を進める。
 大井町2725にある同病院は、03年に国立療養所恵那病院を恵那市が譲り受けて開設した。約23万5000平方bの敷地内には現在大小合わせて20以上の建物があるが、各施設は老朽化しており、移動でも利用者や医療従事者の負担が大きい。このため、市全体の医療救護の拠点となるような再整備が計画された。
 新病院の建設地は敷地内を造成して確保する。場所は現病院の東側約5万平方b。現施設の解体は新病院開院後となる。
 施設規模は、現在の病床数199床を基本としており、病院本体の延べ床面積で1万6500平方b以内。構造は大地震にも耐えることができる免震機能を備えた鉄筋コンクリート造を考えている。駐車場は一般用約400台、職員・業務用約300台を想定している。
 整備費用は、造成、建築、周辺・駐車場整備、設計・監理、職員宿舎整備費などで総額50億円以内。医療機器やシステム費用はこのほかに約20億円を見込んでいる。
 なお設計プロポーザルの次点者には、内藤建築事務所名古屋事務所・新晃コンサルタント多治見支店JVを選んでいる。

提供:建通新聞社